特徴
緊張型頭痛は、頭の両側や後頭部に「ギューッ」と締めつけられるような痛みを感じるのが特徴です。
中には「頭に重い輪っかをつけているみたい」と表現する人もいます。
この頭痛は、月に15日未満の「反復性」と、3か月以上ほぼ毎日続く「慢性」に分けられます。
症状は軽めでも、長く続いたり頻繁に起こると、集中力が下がったり、生活に影響が出ることもあります。
どんな人がなりやすいの？
この頭痛は、長時間のスマホやゲーム、勉強による姿勢の悪さ、そして学校や家庭でのストレスなどが重なると起こりやすくなります。
たとえば、「いい成績を取らなきゃ」「人間関係がうまくいかない」など、気づかないうちに心に負担がかかっている場合もあります。
また、まじめでがんばり屋さんな人ほど、気持ちを我慢してしまい、結果として体に頭痛としてあらわれることがあります。
どうしたらいいの？
まずは、しっかり休んで体と心を落ち着かせることが大切です。
軽いストレッチや運動、ぬるめのお風呂も効果があります。
ときどきの頭痛であれば市販の痛み止めを使っても構いませんが、月に何度も飲む場合や、毎日のように痛みが続くときは、病院で相談しましょう。
必要に応じてストレスへの向き合い方を学ぶカウンセリングや、薬による予防治療もあります。
一人でがまんしないことが、改善への第一歩です。
まとめ
緊張型頭痛は、心のストレスや姿勢のくせなど、身近な原因で起こる頭痛です。
痛みは本物で、「気のせい」ではありません。きちんと向き合えば、多くの人が改善しています。
自分を責めず、体と心をゆっくり休ませましょう。
そして、必要なときには勇気を出して周りの大人や医療機関に相談してみてください。
あなたの体と心には、ちゃんと休む時間が必要なのです。