特徴
仮面うつ病の特徴は、心の不調が目立たず、体の不調が前面に出ることです。
たとえば、「体が重い」「疲れやすい」「頭や腰が痛い」といった症状が続きますが、「悲しい」「やる気がない」といった典型的なうつ病の気分の落ち込みがあまり感じられないこともあります。
そのため、体の不調だけを伝えて病院に行くと、心の問題が見落とされることがあります。
この病気は、心の疲れが体に現れている状態とも言えます。
どんな人がなりやすいの？
仮面うつ病は、真面目で頑張り屋さんの人がなりやすい傾向があります。
たとえば、「もっと頑張らなきゃ」と思いすぎて休むのを忘れてしまう人や、友達関係で気を使いすぎてしまう人です。
また、「自分の弱さを見せたくない」「人に頼りたくない」と感じる人も、心の疲れが体に現れやすいと言われています。
どうしたらいいの？
仮面うつ病を疑ったら、まずは自分の気持ちに気づくことが大切です。
たとえば、「最近体がだるいけど、心も疲れていないかな？」と自分に問いかけてみましょう。
そして、家族や友達など信頼できる人に相談してみるのがおすすめです。
また、普段から無理をせず、しっかり休むことも重要です。
「疲れたな」と思ったら、早めに休憩を取ることが心と体の回復につながります。
それでもつらさが続く場合は、医師に相談してみてください。
まとめ
仮面うつ病は、体の不調が目立ち、心の疲れに気づきにくい病気です。
「体がだるい」「頭が痛い」などの症状が続くときは、心の疲れが原因かもしれません。
一人で悩まず、家族や医師に相談することで解決の糸口が見つかります。
この病気は、適切な治療や休息を取ることで必ず良くなります。
「無理をしすぎず、自分の体と心を大切にする」ことを意識し、少しずつ元気を取り戻していきましょう。