特徴
周産期うつ病の特徴には、気分の落ち込みや、これまで楽しかったことが楽しめなくなる、という変化があります。
赤ちゃんの世話に集中できなかったり、自分を責める気持ちが強くなったりすることもあります。
また、食欲がなくなる、眠れない、体がだるいといった体の症状が現れることもあります。
こうした状態が2週間以上続く場合は、早めに専門機関に相談することが大切です。
どんな人がなりやすいの？
周産期うつ病は、誰でもなる可能性がありますが、特に以下のような状況の方は注意が必要です。
たとえば、初めての出産で不安が大きい方、思いがけず妊娠した方、ご家族からの支援が少ない方、またはおひとりで子育てをされている方などです。
過去に心の病気を経験したことがある方もなりやすい傾向があります。
心と体に大きな変化がある時期だからこそ、無理をしないことが大切です。
どうしたらいいの？
もしも「気分がずっと落ち込んでいる」「子育てがつらい」と感じたら、ひとりで抱え込まずに、早めに誰かに相談してみましょう。
相談先としては、産婦人科の先生や、保健センターの保健師さん、メンタルクリニックなどがあります。
最近では、妊婦健診のときにも心のチェックをしてもらえることがあります。
また、ご家族や周囲の方に「少し手伝ってほしい」と伝えることも、とても大切な一歩です。
まとめ
周産期うつ病は、妊娠中や出産後の心と体の大きな変化により起こる病気で、決して珍しいことではありません。
自分を責めず、「少しつらいかも」と思った時点で相談することが、回復への大切な第一歩です。
サポートを受けることは弱さではなく、自分と赤ちゃんの健康を守るための大切な行動です。安心して、支えを求めてください。
あなたの気持ちは、とても大切にされるべきものです。