特徴
躁状態の特徴は、普段の自分とは大きく異なる行動や気分が見られることです。
具体的には、以下のような変化が挙げられます。
話し続ける
おしゃべりが止まらなくなり、周りの人の話を聞く余裕がなくなる。
眠らない
夜遅くまで元気で、眠る必要を感じなくなる。
アイデアが止まらない
次々に新しいことを思いつき、集中力が散漫になる。
自分を特別だと思う
周りの人よりも優れていると感じ、大げさなことを計画する。
これらの症状が軽い場合は「元気すぎる」と感じる程度ですが、重くなると学校や家庭でのトラブルにつながることがあります。
どんな人がなりやすいの？
躁状態は、双極症という病気に関連して起こるため、この病気を持つ人がなりやすい状態です。
また、家族に同じ病気の人がいる場合、リスクが高まることがあります。
さらに、日常生活で強いストレスを感じている場合や、睡眠不足が続くことで症状が引き起こされることもあります。
普段からエネルギッシュな性格の人や、責任感が強い人も、このような症状を自覚しやすい傾向があります。
どうしたらいいの？
躁状態の症状が見られたら、まずは一人で悩まず、周囲の信頼できる人に相談することが大切です。
たとえば、家族や先生に「最近自分の気分や行動がいつもと違う」と話してみてください。
その後、心療内科や精神科などの医療機関に相談することで、専門的なサポートを受けることができます。
治療では、症状を抑える薬が処方されるほか、生活リズムを整えるためのアドバイスも行われます。
また、眠らない日が続いている場合は特に注意が必要です。
無理をせず、周りのサポートを得ながら治療に取り組むことが重要です。
まとめ
躁状態は、気分が高まりすぎることで日常生活に支障をきたすことがありますが、適切な治療を受けることで必ず改善する症状です。
症状に気づいたら、家族や先生など信頼できる人に相談し、必要であれば医療機関で専門の助けを借りましょう。
治療とサポートを続けることで、落ち着いた気持ちで日常生活を送ることができます。一人で抱え込まず、周囲に頼ることを大切にしてください。
心の健康は、きちんと向き合えば必ず良い方向に向かいます。