渋谷365メンタルクリニック|こころの不調に寄り添う心療内科・精神科【表参道もアクセス可】
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精神依存・身体依存

精神依存・身体依存とは、お酒や薬などの「物質」を長く使い続けることで生じる、心と体の両方の問題のことです。

たとえば、「どうしても使いたい」という気持ちが強くなって自分で止められなくなる状態を精神依存と呼びます。

また、やめようとすると体に不調が出る場合は身体依存といいます。

依存症では、この2つが同時に起きることがよくあります。

特徴

精神依存では、使うことで気持ちが落ち着いたり、つらい気持ちをまぎらわせたりした経験が強く残るため、「やめたいのに、やめられない」という強い欲求(これを「渇望」といいます)が続きます。

一方、身体依存になると、使うのをやめたときに「不安」「手のふるえ」「眠れない」などのつらい体の症状(離脱症状)が現れます。

こうした状態は、心と体の両面でその物質に頼ってしまっているサインです。

どんな人がなりやすいの?

強いストレスが続いていたり、心の傷を抱えていたりする人は、精神的に依存しやすくなることがあります。

また、長い期間にわたってその物質を使っていたり、急にやめた経験がある人は、身体依存に陥る可能性が高まります。

決して「意志が弱いから」ではなく、誰でもなりうるものです。

どうしたらいいの?

依存のサインに気づいたら、ひとりで悩まず、医師やカウンセラー、学校の相談窓口などに早めに相談しましょう。

精神依存には、心のサポートをするカウンセリングやグループ療法が、身体依存には、離脱症状を軽くする薬や医療的なサポートが使われます。

家族や友人の理解も、回復にはとても大切です。

まとめ

精神依存は「気持ちの面でやめられない」、身体依存は「体の面でやめられない」状態です。
どちらも早めの気づきと支援がとても大事です。

今の自分や大切な人の様子に少しでも心配なことがあるなら、勇気を出して相談することが回復の第一歩になります。
あなたの健康と心の平穏は、いつでも取り戻せます。