渋谷365メンタルクリニック|こころの不調に寄り添う心療内科・精神科【表参道もアクセス可】
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心気妄想

心気妄想(しんきもうそう)は、自分の体に特に問題がないのに、「自分は大きな病気にかかっているかもしれない」と強く思い込んでしまうことをいいます。

たとえば、ちょっとお腹が痛いだけで「これは大きな病気だ」と不安になり、その気持ちが消えなくなるのが特徴です。

病院で「異常なし」と言われても、「本当は病気を隠されているのではないか」と疑い続けることがあります。

どんな特徴があるの?

心気妄想を持つ人は、自分の体の些細な変化にとても敏感です。

たとえば、「頭が少し痛い」や「疲れがとれない」といった状態を見て、「重大な病気のサインだ!」と思い込んでしまいます。
そして、病院で何度診察を受けても「きっと見逃されている」と不安が消えません。

これが繰り返されるため、家族や周りの人も心配し、関係がぎくしゃくすることがあります。

どんな人がなりやすいの?

心気妄想になりやすい人には、いくつかの特徴があります。
たとえば、普段から健康について過剰に心配する人や、過去に大きな病気を経験した人です。

また、長期間にわたって強いストレスを感じているときや、気分が落ち込んでいるとき(うつ病など)にも、このような症状が現れることがあります。

「自分や家族に何かあったらどうしよう」と考えすぎると、症状が悪化しやすくなります。

どうしたらいいの?

心気妄想かな?と思ったら、まずは家族や先生など、信頼できる人に相談してみましょう。
一人で悩むと、ますます不安が大きくなります。

また、専門の病院でカウンセリングを受けると、症状が和らぐことがあります。
病院では、医師が話を聞きながら、うつ病などの原因を探し、必要なら薬や治療を提案してくれます。
日常生活では、ストレスを減らすために好きなことをしたり、友達と話したりするのも効果的です。

まとめ

心気妄想は、体のちょっとした違和感を「大きな病気かもしれない」と思い込む状態です。
この症状は、うつ病などと関係していることが多いですが、適切な治療やサポートで良くなる病気です。
一人で抱え込まず、信頼できる大人や医師に相談することが大切です。

「どうしよう」と思ったら、まず周りの人に気持ちを話してみることから始めてみてください。
早めの行動が、心と体を守る第一歩です。