

特徴
確信型対人恐怖では、相手のちょっとしたしぐさや表情を見て、「自分のせいだ」と感じてしまいます。
たとえば、相手が目をそらしただけで「においを嫌がられたかも」と思ったり、笑っていた人を見ると「自分を見て笑ったのかも」と不安になることがあります。
このような思い込みは、時に「関係妄想(かんけいもうそう)」と呼ばれることもあります。
また、「自分のにおいが気になる(自己臭恐怖)」「顔が変に見える(醜形恐怖)」などの症状が重なることもあります。

どんな人がなりやすいの?

まじめで、人に迷惑をかけたくない気持ちが強い人ほど、この症状になりやすい傾向があります。
人の視線や表情に敏感な人や、自分のにおいや見た目にコンプレックスを感じやすい人にも多く見られます。
また、思春期は体の変化や外見のことが気になりやすく、自分を否定的に見てしまいやすい時期でもあるため、中学生や高校生にもよく見られる症状です。
過去に見た目のことでからかわれた経験などがきっかけになることもあります。
どうしたらいいの?
まず、「自分の感じている不安は、本当に苦しいことなんだ」と自分の気持ちを認めてあげることが大切です。
「考えすぎ」「気にしすぎ」と言われても、それで不安がなくなるわけではありません。
医師や、スクールカウンセラー、家族など信頼できる人に話してみてください。
心療内科などの専門医に相談すれば、認知行動療法という方法で、「自分の思い込み」と少しずつ向き合いながら、安心して人と関われる自信を取り戻すことができます。

まとめ

確信型対人恐怖は、「自分の視線やにおいが、まわりの人を不快にさせている」と思い込んでしまう状態です。
でもそれは、あなたのせいではなく、人一倍、人を大切にしようとする気持ちが強いからこそ起こるものです。
この症状に悩んでいる人はたくさんいますし、ゆっくりと乗り越えていくこともできます。
「苦しい」と感じたら、声をあげてください。あなたの不安は、わかってもらえるものです。
ひとりじゃありません。少しずつで大丈夫です。