特徴
双極症の特徴は、「躁状態」と「抑うつ状態」という二つの極端な気分の変化が繰り返し起こることです。
「躁状態」の時期には、普段以上に元気で活動的になり、考えが止まらなくなったり、睡眠が少なくても平気だったりすることがあります。
逆に「抑うつ状態」では、何に対しても興味を持てず、学校や友達と会うのも億劫になるほど気分が沈むことがあります。
このような気分の波が、本人の意思とは関係なく起こるのが双極症の大きな特徴です。
どんな人がなりやすいの?

双極症は、主に10代後半から20代前半の若い時期に発症することが多い病気です。
また、家族に双極症や他の精神的な病気を持つ人がいる場合、発症リスクが高くなることがわかっています。
加えて、ストレスが多い環境や不規則な生活が引き金になることもあります。
ただし、誰にでも起こり得る病気であるため、自分や身近な人の様子に変化を感じた場合は早めの対応が大切です。
どうしたらいいの?
双極症の症状が疑われる場合は、専門の医療機関で相談することが最も重要です。診察を受けることで、正確な診断を得て、適切な治療を始めることができます。
治療では、気分を安定させるための薬物療法や、生活リズムを整えることが重視されます。
例えば、毎日決まった時間に起床し、食事や睡眠のリズムを保つことが症状の安定に役立ちます。
また、家族や信頼できる人に状況を共有し、サポートを受けることで、安心して治療に向き合うことができます。
一人で抱え込まず、周囲に相談することが大切です。
まとめ
双極症は、気分が「躁状態」と「抑うつ状態」の間で大きく揺れる病気です。
この病気は若い頃に発症することが多く、早期の対応がその後の生活を安定させるために非常に重要です。
治療を受けながら生活リズムを整えることで、気分の安定を図ることができます。
