特徴
細かいルールや順番にこだわりすぎる、やることリストや予定表を何度も確認してしまう、失敗を避けるために何度もやり直す
――こういった行動が日常的に見られます。
また、人に任せるのが苦手で、「自分のやり方じゃないと不安」と感じることもあります。
友達と遊ぶ時間よりも課題や勉強を優先してしまい、人間関係がうまくいかないこともあります。
自分では「まだまだ」と思っていても、実はとてもがんばっている状態なのです。
どんな人がなりやすいの?
小さい頃から「ちゃんとしなさい」「ミスはだめ」と言われてきた人や、まじめで几帳面な性格の人に多いとされます。
また、失敗したくない気持ちが強く、他人からの評価に敏感な人もなりやすい傾向があります。
誰でも「もっと良くなりたい」と思う気持ちはあるものですが、それが強すぎると心が疲れてしまいます。
これは「性格の欠点」ではなく、「がんばり屋さんの特徴」が少し極端になってしまっているだけなのです。
どうしたらいいの?
まず、「完璧じゃなくてもいい」と思える練習をしていくことが大切です。
たとえば、課題は8割くらいの完成度で提出してみる、誰かと一緒に作業して相手のやり方を受け入れてみるなど、小さなところから挑戦できます。
また、「心のクセ」をやわらかくするために、カウンセリングや認知行動療法などのサポートもあります。
一人でがんばりすぎず、「話していい」「頼っていい」と思える人に相談することも、心の負担を軽くする第一歩になります。
まとめ
強迫性パーソナリティ症は、「まじめに生きたい」という気持ちが強い人が、自分や周りに厳しくなりすぎてしまう状態です。
あなたがつらさを感じているなら、それは「弱さ」ではなく、「がんばりすぎているサイン」かもしれません。
少しくらい失敗しても大丈夫。完璧じゃなくても、あなたの価値は変わりません。
大切なのは、自分を責めず、少しずつ肩の力を抜くことです。あなたのまじめさは、これからの人生できっと役に立つ、大切な力です。




